
航空機の着陸時、滑走路面に焼き付くタイヤゴムは標識の汚れやグルービングの目詰まりといった影響をもたらします。このため、タイヤゴムを除去し路面状態を復元する作業は、滑走路の維持管理上きわめて重要なことです。 従来の除去作業は、化学洗剤、ショットブラストなどで実施されてきましたが、公害問題、航空機のエンジントラブルなどの誘因となるため、近年ではウォータージェット工法が採用されております。当社では早くからウォータージェット工法の開発に取り組み、舗装面に影響を及ぼさない安全な除去工事を実現、多くの空港で採用されています。
ウォータージェット工法では、施工車両に設置した特殊回転噴射装置を滑走路面に密着させ超高圧水を噴射することでスキッドゴムを粉砕します。このため舗装面やグルービングを傷めることがありません。
粉砕ゴムが混濁した汚泥水は、路面に密着させた噴射装置内で外部に漏らすことなく直接吸引回収し、ゴム除去と汚泥水回収を同時に施工します。また主要機材を車両に搭載連結しての走行施工でもあり、工程の大幅な短縮を実現しています。



ゴム除去工事に先行して、滑走路表層がスキッドゴムなどの付着物によってどれほどの影響を来たしているか、ASFT測定システムを搭載した特殊車両で路面の摩擦係数を測定します。
測定結果からは特に摩擦力の低下が見られる範囲を特定できるため、保守計画や予算計画に有効です。
